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まるちimage カメラ目線とは違う日常の瞬間に対応する人の記録写真

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2020年(令和2年)10月10日(土)

カメラ目線とは違う、日常の瞬間に対応する人の記録写真は面白い

人が大勢集まる何かのイベントの最中、数人の仲間たちだけで記念写真を撮る風景を見かけます。その時に、カメラのほうを向いて、にっこり笑って、ピースをしてと声をかけるカメラマンさん。

記念写真だからそのようなものかもしれません。必要な写真だと思います。それが悪いとは言いません。

けれど、笑顔やピースを強要されているみたいな感じがしてしまって、自分は苦手です。

だから、自分が写真撮影をするときには、そのようなことは求めません。いつも通り、そのままでいいと思うのです。目の前に起こっている出来事に対処している姿で十分良いと思うのです。どのような表情であっても、それが魅力的だと思わずにいられません。

撮られるために対応をした人を写した写真と、写真に撮られることは何も考えていない、ただ目の前の出来事に対処をしている瞬間を写した写真では、どこかちがいます。

写真の中の時間の流れというか、空気というか何か違うのです。写真から伝わってくる空気の量が多いというか、何かしらが写真を見た人にも伝わるのではないでしょうか。時と場合によって撮ってはいけない写真もありますから、全てがそうだとは言いません。けれど、撮られた人が良くないと思っている姿でも、それを見た人には肯定的に伝わると思うのです。

カメラを意識して撮った写真、記念写真が悪いということではありません。それも必要な写真です。どちらも良いものなのです。記念写真もいいけれど、記録写真もいいものだと思うのです。だから、記念写真だけでなく、そうではない写真にも、もう少し興味を持ってもらえたらいいと思うのでした。

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