2019年04月22日(月)
昔、ホームページ制作のお仕事で、会社概要のページに掲載をするために、経営者さんの顔写真を撮影したことがありました。
その当時はフィルムの一眼カメラを使用して撮影です。誰もがお手軽に撮影のできるスマートフォンはありません。カメラを持っていなければ写真は撮れない時代です。
フィルムのカメラは、写真を撮影した直後にその場で確認をすることはできません。カメラの本体からフィルムを取り出し、写真屋さんでフィルムを現像し、写真屋さんデプリントをしていただく必要がありました。
ホームページを制作し、出来上がったホームページをその経営者さんに確認をしていただきました。同時にその経営者さんの写真の確認もしなければいけません。確認をしていただいたら、「この写真、嫌だ。」と、おっしゃるではありませんか。
それからしばらくして、「この写真と入れ替えてください。」と、その経営者さんは写真を用意してきました。
それを見て自分は頭が真っ白になったではありませんか。不自然な表情が自分には気持ち悪く思えてしまって、その経営者さん自身の写真の良さが、自分にはわからなかったのであります。
自分が撮影をした写真は上手とは言えなかったかもしれません。けれど、自分が撮影をした写真は、気持ち悪くありませんでした。
だけど、取引先のお客様が「この写真は嫌だ」とおっしゃるのなら、そこは自分が折れるしかありません。それにホームページはその経営者さんのものですから、ある程度は経営者さんの希望は尊重したいと思います。
お客様に満足していただくために、波風を立てないようにすることも時には必要です。しかし、お互いの意見を出し合って物事を進めていきたい自分としては、尊重をすればいい思っているわけではありません。けれど、ぶつかる勇気もなかったのです。
写真のことを含めて、何かと納得のできないホームページ制作のお仕事でした。あのような仕事のやり方はしたくないと思ったものです。
20170416-1000 ネコノメソウ 越後丘陵公園 里山フィールドミュージアム
20170416-1020 越後丘陵公園 里山フィールドミュージアム
20170416-1262 シャクナゲ 越後丘陵公園
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