2019年03月13日(水)
あるお料理教室での出来事。お料理を作り終わって、参加をした皆さんで作った料理を食すことは普通にあることと思います。
その食事中、お料理を教える先生と生徒さんの会話の中で、「玉子は栄養があって体にいいから、一日一個は食べましょう。」と先生は言いました。
しかし、ある生徒さんは、「体が玉子を受け付けないから、玉子は食べられない。」とのこと。好き嫌いではないのです。卵の栄養が良いことは知っていても、体が受け付けてくれない。
だけど、先生は「玉子は体にいいから食べるようにしたほうがいいのよ。」の一点張り。生徒さんは困っていました。少し辛そうな表情にも見えました。
体質も人それぞれ。どんなに栄養があって体に良い食材であっても、体質によっては、それを受け付けることができない場合もあります。それは仕方がないことなのです。
その良さを説明して理解をしてもらうことは大事です。「良いものだからから食べなさい。」と、勧めることも大事なことかもしれません。けれど、この場合は、玉子の代わりになる食材を教えてあげることが、先生の役割なのではないでしょうか。料理の先生は食のプロ、食の専門家なのですから。
その良さを教えるだけなら素人でもできます。教科書に載っていることをそのまま説明すればいい。
教科書に載っていないことの説明や提案をしたり、わかっていても「できない」ところを受け入れて、それに代わる何かを提案することが、プロや専門家の役割と自分は思うのです。プロや専門家であるのなら、教科書以外の出来事に対応できる柔軟性や応用力が必要だと思わずにいられません。
先生の教える料理はある工夫がされていて、それはお見事だったと思います。けれど、玉子をどうしても食べられないという人に対してのやりとりが、自分はとても残念に思いました。
玉子のことはさておき、物事に対して柔軟な対応ができるように、日頃から準備をしておくことも大事かもしれません。
20170405-0557 クリスマスローズ 越後丘陵公園
20170329-9938 越後丘陵公園
20170329-0066 雪割草 越後丘陵公園
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