パッケージのデザインや取扱説明書の制作は地味なお仕事

2014年08月17日（日）

日本最大級と言われるイベントが開催されます。自分はそのイベントに参加をしたことはありません。けれどこっそり、ほんとに微々たるものですが、そのイベントに少しだけ携わっています。

一つの製品があったとします。製品には、製品の本体とその備品や取扱説明書などが付属していたり、製品を包むパッケージに入っていませんか？（製品のよっては簡易包装もありますし、説明書が不要なこともあるため、全部がそうだとは言いません。）その中の一部に携わることがあるのでした。

しかし、製品を購入した皆様にとっては、その製品そのものが目的であり、それ以外のところはどうでもいいというか、気にかけることは少ないかもしれません。

製品の包装を開けたら、パッケージや取扱説明書は捨てられてしまうこともあるでしょう。購入者さんの手に取ってもらえる時間は短いかもしれません。そして、やがて忘れられてしまいます。それが普通なことと思います。

しかし、パッケージや取扱説明書は誰かの手によって作られています。自分はその制作をさせていただくことがあるのでした。そして、それは、とっても地味なお仕事だと思うのです。でも、そのようなものだと思うのです。

気にかけてくれる人は少ないかもしれません。短い時間かもしれません。けれど、人様の目に留まることはあります。また、手に取ってもらえます。それはそれでうれしい。少しでも喜んでもらいたいのです。

箱を開けて製品を取り出した後は、ゴミとなるパッケージではなく、捨てたくないパッケージとなるように。いつまでも手元に残しておきたい取扱説明書となるように。そのようなことを願って、自分はデザインをさせていただきました。

そして、より多くの皆様に買っていただけるよう祈るのであります。