2012年07月22日(日)
何年前からでしょうか、忘れましたが、テレビのプロ野球中継を見るようになりました。アニメやマンガでの野球というスポーツは見ていましたが、そのときまではテレビのプロ野球中継が嫌いだったのです。
が、ある時、ぼーーーーーーっと、プロ野球中継を見ておりました。何も考えず、ただ、ひたすらぼーーーーーーーーーーーっと。
そうしましたら、なんとなく、なんだかおもしろいような気がしてきました。更に見続けていくうちに、投げた、打った、走った、捕った、というような試合展開など、なんだか野球っておもしろいと思うようになったではありませんか。そして、テレビのプロ野球中継を普通に見るようになった自分であります。
けれど、野球の技術的なことは、わかりません。テレビのプロ野球中継を見ていて、バッターさんが打ち、ホームランやヒットになったとき、「今のはよく打ちましたねー。今のを打つのはとても難しいですよ。」などとプロ野球解説者さんがおっしゃっても、その意味がわからない自分。意味というか、その難しさや技術の高さなど専門的なことが、自分にはわからないのです。ただ漠然とすごいと思います。
と、このように、野球についてかなり大雑把なことしかわからない自分がよく感心をすることがあります。それは、バッターさんがボールを避けるところ。
「ひょいっ!」って避けて、何事もなかったかのような普通の顔をしていらっしゃることがあります。たまに体勢を崩して驚いた顔をされることもありますが、それでもしっかり避けていらっしゃいます
たまに避けられないこともあり、そのときは痛そうにしていらっしゃいますけれど、それにしてもなんで避けられるのだろう?と不思議で仕方がありません。あるいは、ピッチャーさんが投げた後、バッターさんの打った球が、ピッチャーさんを目掛けて飛んで来た時、避けたり、咄嗟に手を出してグローブで捕ったりしてます。あれはかなりのスピードで球が自分のほうに向かってくるわけでしょう?なのに上手く避けるか捕る。それを見ていて、すごいなーと感心をしてしまうのでありました。鮮やかーっ!と思ってしまうのです。
そりゃー、プロ野球選手ですし、野球の球は硬くて、速くて、当たったら痛いから避けるのは普通のことかもしれません。けれど、避けられることが、なんだかうらやましいと思うのでした。
で、なぜ、避られることがうらやましいと思ってしまうのか、それは自分が避けることが下手だから。これに尽きます。
更に時を遡れば、自分が中学生時代に入っていた部活動のバレーボールに関係していると思われます。バレーボールは、ボールを床に落としてはいけません。落ちたら負けです。だから、拾うのです。全身で追いかけて拾いまくるのです。そして、上げて、打つ。
サーブやブロックもありますが、拾う(レシーブ)、上げる(トス)、打つ(アタック)の繰り返し。だから、バレーボールは、ボールを避けるなんてことは許されません。そのせいでしょうか、「避ける」ということが、自分の中には全く無いものであったため、「避ける」という動作が身に付いていなかったのであります。
自分は平らな道、あるいはちょっとした段差で転びそうになったり、転ぶことがあります。ぼーーーっとしていて前方不注意になって何かにぶつかることもあります。そのときに「避ける」ということを、していないのではないでしょうか。普通にぶつかって痛い思いをしていることがほとんどかもしれません。膝を擦りむくとか、足首を捻ったとか、放っておいて治る程度で、大怪我になったことはありませんけれども。
うーーーーーむ。「避ける」ことは、身に付けておくべき動作なのかもしれません。「避ける」ことは逃げることではなく、自分の身を守る大事な防御反応。怪我をしたら元も子もありませんから。健康第一です。何より、何事もなかったかのように「ひょいっ!」って避けられたら、なんかかっこいいと思ってしまう自分でありました。
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