2012年07月08日(日)
2012年に放送されたあるアニメ番組。その中に宇宙人が登場してました。
舞台は高校の教室。「僕、宇宙人。」と、普通に自己紹介をしておりました。そして、それを聞いているそのクラスの生徒さんたちは、特に驚く様子もなく、何の疑問を持たずに、「ふーん」て感じで、普通に受け入れているのです。
この場面を見たとき、時代は変わったのかもしれないと思った自分。(たまたまそういうお話だからということもあるかもしれませんが。)
自分がまだ十代だった頃のアニメやマンガにも、宇宙人が登場することはありました。けれど、自身の正体を「宇宙人」と明かすことなく、むしろ隠していることのほうが多かったのではないでしょうか。あるいは悪役とか。
そして、宇宙人とバレたらお別れになってしまうとか、関わった人たちの記憶を消して去って行くとか、悪の組織に狙われて逃げまくるとか、「宇宙人」であるが故の苦悩があったと思うのです。
あるいは、宇宙人は「悪者」だからやっつける!みたいな、宇宙人に対しての偏見があったのではないでしょうか。
それがあの作品では、宇宙人だからといって驚かないし、好奇な目で見ることもなく、ただ、普通に受け入れている。「宇宙人だから」という偏見や「宇宙人だから」という言い訳はなく、宇宙人だから地球人とちがうところはあるのだろうけれど、ちがっていても仕方がないというのか、ちがいはちがいとして、そこは素直に受け入れているというのでしょうか。宇宙人も地球人と普通に仲良くなり溶け込んで、一緒に泣いたり笑ったりと青春をしてました。
今時の若い世代の皆さんとはそのようなものなのでしょうか?それとも、そのような設定のお話だから、なのかもしれません。何にせよ、そこがすごいというか、あるがままに受け入れつつ、分け隔てがない平等な感じが「良い」と、自分は思ってしまいます。宇宙人との関わり方と受け止め方が変わったみたいで、以前よりも人の心が広くなったのかもしれないと、勝手な期待をしてしまうのでした。
地球人にとって宇宙人は「悪者」ではなく、仲の良いお友達。自分の近くにも普通に宇宙人がいて、普通に会話をする。そんな世の中になったら楽しいのかもしれないと、妄想をしてしまう自分であります。
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