2006年8月12日(土)
これはテレビショッピング「ショップジャパン」さんが一生懸命宣伝をしておりますスレンダートーン フィギュラという商品のコピーです。ウェブサイトもありますし、テレビのコマーシャルでもよく見かけるのではないでしょうか。
テレビCMが流れ、「男は魅せるカラダ」とキュッと引き締まった筋肉質の肉体の外人男性が登場し、「女は惑わせるカラダ」とこれまたセクシーでキュッ!と細く引き締まったウエストの外人女性が登場します。そのコピーを耳にすると、なぜかおかしくて笑ってしまう自分でありました。いえ、名コピーだと思いますけど。だけど、おかしいのです。
確かに男性にとって魅せるカラダも大事かもしれません。女性はお色気で男性を惑わせることが時には必要かもしれません。なのできちんとそれなりに的を射ているコピーだと思うのです。が、どうしても笑えてしまう自分なのでありました。
そもそも魅せるカラダとは?
話は過去に遡りますが、自分が高校三年生のとき担任の先生と進路相談をしており、「男も女も関係ないじゃないですか」と、そんな内容のことを自分は訴えました。
それに対し担任の先生は「そんなことはない。男は上半身裸でも仕事はできるけど、女は上半身裸で仕事はできない。」とおっしゃるではありませんか。
なんで仕事をするとき上半身裸になる必要があるんだ?と自分は全然納得はできません。しかし、定年退職間近の担任の先生はお年寄りです。お年寄りの古い考え方は仕方がありません。自分はそれ以上言う気もなくなりましたが、田舎は性差別が根強く残っている場所とうんざりしたものです。
その高校のときの「男は上半身裸でも仕事ができる」という先生の一言。納得はできませんけど、たしかに一理あると思います。そのような意味で男性は上半身裸の場面が、上半身を魅せることが女性に比べて多くなるかもしれません。ぽこんとふっくらぶよんとしたお腹ではなく、見られても良いお腹。ギュウッ!と引き締まり筋肉が隆々と鍛え抜かれたたくましい肉体。魅せるカラダ作りは大事なのでしょう。
そして、惑わせるカラダとは?
女性の場合は、ボンッ!キュッ!ボンッ!という出るところは出て(バストとヒップ)、引き締まるところ(ウエスト)はキュッと引き締まるカラダが理想とされることが多いのではないでしょうか。美しくしなやかでセクシーに。細く長スラリとした長い足。ときにはフェロモンを漂わせ男性を誘い、そして惑わせる。そんなカラダ。男性と女性、それぞれの肉体の特徴を上手く端的に表現しているコピーだと自分は思うのです。
それからCMではナレーションもまた絶妙でドラマチックに仕上げており、その作り方もお見事。何度見ても笑える。
「男は魅せるカラダ」
「女は惑わせるカラダ」
一度聞いたら忘れられません。
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