みつけイングリッシュガーデン 花盛りの公園
2019年02月21日(水)まるち
離婚したことを話した途端、その場の空気が「ずーーーんっ。」と重くなることが多かったため、離婚話には触れないようにしていた自分。だけど、ある時、話の流れの中で、離婚のことを話したとき、
「えっ?結婚してたんですか?」と驚かれたことがありました。「結婚しているとは思いませんでした。」とおっしゃるではありませんか。
その反応に驚く自分。その反応が不快なわけではありません。そうではなく、自分にとって予想外の反応だっため新鮮でした。「このような反応もあるんだー。」と、面白いと思ったのです。少し感動したかもしれません。
あの頃は、結婚をしたら会社を辞めて家庭に入る寿退社の女性が、まだ多かった時代でした。女性が結婚後も仕事を続けていることに対して、世間の反応は冷たい時代だったというのでしょうか。田舎だからなおさらその傾向が強かったかもしれません。
仕事をしたい自分は結婚をしていても、「家庭はありません。仕事一筋です!」というような感じで、主婦っぽさはを表に出さないようにしてました。実際に主婦らしくなかったこともありますが、そのような意味で自分は上手くできていたのかもしれません。
しかし、あれから時は流れ、あの頃と今ではいろいろ変わりました。
今は結婚後の女性が仕事をすることに抵抗勢力みたいなものがないというのでしょうか。
例えば、「子育て中のママです」と自己紹介に書いて、お仕事の募集をしている女性がいらっしゃいますが、とても勇気があると自分には思えるのです。女性であるということを普通に表現しているところがすごいと思わずにいられません。自分は性別を明かすことさえためらっていましたから。
自分のときは「結婚」というその二文字を言っただけで、仕事をするための道が閉ざされることが何度もありました。それは自分に何らかの問題があったのかもしれませんし、たまたまなのかもしれません。職種によってちがうかもしれません。けれど、結婚がプラスになることより、マイナスになることのほうが多かったのです。自分の場合は。
だから、結婚をしていることを言わないようにしてましたし、そのような話題は避けてきました。
しかし、今の若い世代の女性は、自身が女性であること、結婚をして子育てをしていることなどを、何のためらいもなく出せているようなので、それは良いことなのではないでしょうか。時代が変わったこともあるのでしょうけれど、立派だと思います。
自分は古い人間だけど、時代の変化に少しずつ目を向けながら、気楽で気軽な独身だからできることに励んでいきます。
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