いつも通りの素朴なところ、ふとした瞬間の何気ない仕草や表情を写したい+まるちimage写真模様

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まるちimage+2017年3月撮影 国営越後丘陵公園 雪割草

いつも通りの素朴なところ、ふとした瞬間の何気ない仕草や表情を写したい

2017年04月05日(水)更新

三月の下旬に撮った雪割草。小さいけれど、精一杯咲いているところが健気で、そこが励みになるようなお花だと思います。

写真を撮ることは好きだけれど、自分の姿を写されるのは嫌いです。

写真を撮られるとき、「こっち向いて」とか「笑って」などと言われることがあると思います。カメラを向けられたらポーズをとって笑顔を作ることが、強制的に思えて仕方がありません。それが自分にとってはとにかく窮屈で苦しくて、また理解し難いことだったのです。

だって、可笑しくないのに、なんで笑わなければいけないのだ?

モデルさんとか俳優さんとかアイドルさんなど、人前に出て多勢の皆さんに見られるお仕事の場合は笑顔が大事かもしれません。だから笑顔を求められるご職業の皆様にとっては、自分の感情を抑えて表情を作ることもあると思います。

しかし、一般人の自分は何で笑う必要があるの?どうして表情を作らなければいけないのだ?何のためにカメラのほうを見なければいけないのですか?

仏頂面はそんなに駄目なの?なんで自分の感情を出した顔ではいけないのだ?意味がわかんねー。

と、ずっと思ってました。だから多くはないけれど、自分が写る写真は仏頂面が多いと思います。ヘンな顔って良く言われますし。

しかし、世の中の多くの場合はカメラを意識してポーズをとったり、カメラ目線で笑顔がいいのかもしれません。だけど、顔は笑っていても、目が笑っていない作られた表情を見ていると、ちょっと怖いと思ってしまう自分なのでした。

それよりも、いつも通りの表情と仕草でも十分だと思うのです。飾らない美しさもあるのではないでしょうか。それがかっこよく見えることだってあります。意外な一面が見え隠れして面白いところもあると思うのです。

だから、自分が人様の写真を撮るとき、ほとんど言葉はかけません。時と場合によっては「撮りますよー」などと声を掛けることもありますが、カメラを意識していないところを撮るようにします。

いつも通りの素朴なところ、ふとした瞬間の何気ない仕草や表情を写したい自分なのでした。

まるちimage+写真・デザイン・イメージ製作
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