2007年10月18日(木)
数日前より頭から離れてくれない映像があります。それは1990年代後半に発売されたテレビゲームの続編。前作はゲームでしたが、続編はゲームではなく、映画のような物語のフルCG映像作品に仕上がっておりました。
そのCG映像作品のすごいことといったら。もうお見事。その映像のかっこよさと美しさと完成度の高さには、ただただ圧倒されるばかりです。うっとりと見とれて、しかも脳裏に焼き付いて離れません。離れてくれないではありませんか。
何度も何度も、もう何回観たことでしょう。だけど、何度でも観たくなる。何度観ても飽きない。そんな素晴らしい映像なのです。
すごいよなー。こんなものを作る人たちがいるんだから。ちくしょー。ずるいぞ。反則だっ!
あの映像を制作するために、制作に関わった人たちはお休みはとれたのだろうか?眠ることはできたのだろうか?家に帰れたのだろうか?何日会社に泊まり込んでいたのだろう?何日徹夜が続いたのだろう?意識は、体は大丈夫だったのだろうか?
映像作品の素晴らしさに感動する反面で、制作者さんたちのご苦労を想像してしまいました。だけど、自分が思っている以上に大変な作業だったことでしょう。自分には理解のできない大変さ。制作された皆さんはとにかくご立派です。すごいです。そして、制作をされた皆さんがうらやましいです。あんなにスゴいものを作ってしまうのだから。
あの映像作品を観てからというもの、しばらくの間自分は何もできませんでした。というのか、離れてくれない映像が頭の中の大半を占めているとき、現実を見ている残されたわずかな脳みそを使って何とか日々の生活と仕事をしておりました。しかし、あの強烈な衝撃はそう簡単に薄れてはくれないのです。
あれから時間も経過してやっと少し落ち着いてきた今日この頃。自分の現実はこんなもの。現実なんてつまらないと思う。だけど、現実がつまらないのではなく、自分自身が一番つまらないおもしろくない存在。そのことを心底自覚するべきだと思った自分でありました。
「おもしろいものを作りたい」
「人が驚くようなものを作りたい」
「今まで誰も見たことのないものを作りたい」
そして、笑わせたい。
そんなふうに思っていた時期が自分にはありました。けれど、いつの間にか忘れてしまっていた。いや、忘れたというよりも、現実に目を向けなければいけないと思い込んで、気持ちを押さえつけていたのかもしれません。
それに現実問題として、自分にはそのような能力が備わっておりませんでした。はじめから無理。だけど、少しだけですが今後の自分にとって何かのきっかけを掴めそうな気がします。そのような意味も含めて、刺激的な映像作品に出会うことができてよかったと思うのでありました。
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