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2D(平面)と3D(立体)まるちimageデザインのロボットのキャラクターを3DCGで製作

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2D(平面)と3D(立体)

記録+2010年6月28日(月)

こちらのロボットはQRobo(キューロボ)といいます。QRobo(キューロボ)工場様で毎日がんばって働いております。

キャラクターデザインまるちQRobo(キューロボ)

ちなみにQRobo(キューロボ)は2005年11月頃誕生、2006年6月頃にQRコードのQRy様サイトで公開をされました。

関連記事
メール人語 様( http://blog.itoy.jp/
『QRコードの個性化モデル(QRコードキャラクター)』
http://blog.itoy.jp/qrcode/qrchara.html


紹介をしていただいた記事
メール人語 様( http://blog.itoy.jp/
『QRoboの背中が見える!』
http://blog.itoy.jp/qry/3d-qrobo.html

QRoboが誕生して五年。以前からやってみたいことがありました。それはQRoboを自分の頭の中で動かすこと。

しかし、頭の中で動かすと言っても、自分にとっては簡単なことではありません。一番最初にこのQRoboのキャラクターをデザインしたときは平面(2D)でした。自分の中では、手の施しようがない形に仕上げたつもりです。更に手を加えたり、「頭の中で動かす」ことは全く想定をしていません。だからQRoboが動いたらどうなるのか、横、斜め、後ろから見たQRoboの図といったものが、自分の頭の中で想像できなかったのです。

一度仕上がったイラストに手を加えたり修正や変更は、普通に「絵」を描ける人であれば難しいことではないかもしれません。だけど自分は「絵」が描けないから融通が利かないのです。だから元のイラストのイメージを崩すことなく形を変えることが、自分にとっては難題でした。それでも頭の中で動かすことができればQRoboの表現の幅が広がります。

と、いうわけで、3Dソフトの登場です。平面(2D)のQRoboを、立体(3D)に起こす作業の開始。

ちなみにQRoboは単純そうな形だから、立体(3D)は簡単そうに思えるかもしれません。しかし、それが簡単ではないのです。(それは自分の能力が不足しているからだと思いますけれども。)

まず、平面(2D)のソフトウェアと立体(3D)のソフトウェアの操作方法の違いがあります。2D(平面)は意外と簡単な操作というか、操作方法をイメージしやすいところがあるのではないでしょうか。しかし、3D(立体)はちがいます。平面(2D)のX軸(横)、Y軸(縦)に加えて、3D(立体)はZ軸(奥行き)が加わります。そのことを理解し、慣れることからはじめなければいけません。

2D(平面)で簡単に作っていた形が、3D(立体)では簡単にはできないこともあります。形を作るための操作方法は、使用する3Dソフトウェアによりちがいがあると思いますので、全て難しいというつもりはありません。ただ、自分が使用している3Dソフトウェアは、自分が思う形を作るのにちょっと工夫が必要というか、やや遠回りと思われる作業が必要になることがあると思います。ほんのちょっと「ここ」を「こうしたい」だけなのに「それができない」。だから「これをしてから」「こうする」みたいな感じ。

四苦八苦しながら、試行錯誤を繰り返し、やっと3D(立体)のQRoboの形ができあがりました。しかし、形を作っただけで終わらないのが3D(立体)ではないでしょうか。

もともと平面(2D)の図を、立体(3D)に起こすとき、2D(平面)では良くても、3D(立体)にしたら図がおかしくなるというか、見た目の印象に違和感が出てくることもあると思います。逆に2D(平面)だから描ける形もあると思いますし、それを3D(立体)にすると崩れてしまう形もあるのではないでしょうか。そのような部分を考慮して、立体(3D)の形を整える作業が欠かせないかもしれません。

それから正面だけでなく、横、斜め、後ろなど、いろいろな角度から見たときも違和感がないように仕上げることも重要になってきます。平面(2D)のときよりも、Z軸(奥行き)が加わるぶん、より多く細かな調整作業が必要なのではないでしょうか。その他にも色を加えたり、光、影、カメラ、テクスチャなどの設定と調整など、やることはたくさんあります。Z軸(奥行き)が加わる3D(立体)はほんとに奥の深いと思いました。

そして、なんとか仕上がったのがこちら。QRobo+3D(立体)バージョンです。

2010年6月28日月曜日制作

QRobo+3D(立体)バージョン、3D正面、斜め、後ろ姿

3Dソフトウェアを使いながら、たったこれだけのものを制作するのに四苦八苦をした自分。なんだかんだと一週間もかかってしまったではありませんか。人物や植物や動物などの生き物、人工的な建物や工業製品、それからアニメーションなど、3Dを扱うお仕事をされている皆様は、とにかくすごいと思わずにはいられません。

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