越後丘陵公園、薄いオレンジ色のバラがきれいに咲きました
2018年9月28日(金)まるち
カメラを構えると、「こっちを向いて」と言うことがあるのではないでしょうか。
カメラのほうを見て「ニッコリ」笑って、手は「ピース」などとポーズをして撮られることが、当たり前になっているかのようです。
でも、自分はそれが変だと思わずにいられません。
どうして、カメラのほうを見なければいけないのですか?
おかしいとか笑いたい気分ではないのに、どうして笑わなければいけないのですか?
今の作業や動作を中断してまで、どうしてポーズをとらなければいけないのですか?
「写真を撮ってください」とお願いをしているわけではないのに、どうして撮るのですか?
撮った写真をどうするのですか?こちらの許可もなく、あなたの自己満足に私を巻き込まないでください。はっきり言って迷惑です。
などと、日頃は写真を撮ることの多い自分が、このように思ってしまうわけです。でも、そのように思ってしまう自分が一番ヘンなのかもしれません。だから、自分は人様をなるべく撮らないようにするのでした。
だけど、自分はイベントなどの開催風景を撮ることがあります。そのときは写真撮影の許可をいただいています。ですが、カメラ目線の写真は撮りません。あるがままの仕草や表情を撮ります。それにカメラ目線の写真撮影は苦手ですから。
その瞬間ごと、その場にいた人たちのありのままの表情は、カメラ目線ではないからこそ「いい!」と思うのです。カメラ目線では表せない表情とでもいうのでしょうか。想像力が掻き立てられるところがあり、それが面白い。
表情を作り飾り立てた姿の写真は、立派で奇麗で良いと思います。否定をするつもりはありません。けれど、そうではないありのままの姿にも、相応の魅力があると思いませんか?
だから、自分が「人」を撮る時は、そのままでも気になるところがあって、どこか面白い写真を撮るよう心掛けるのでありました。
越後丘陵公園、少し紅葉している秋の山と空。公園に展望台から撮りました。
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