2010年10月02日(土)
昔撮った写真を絵にしてみました。
田んぼに植えてある稲がまだ小さく、田植えをして間もない頃。夏至の前だから、太陽が東よりも北寄り。天気のよいある日曜日の朝でした。
ちなみに、日本海側は山のある東から太陽が昇り、海のある西に太陽が沈んでいきます。逆に太平洋側は、海のある東から太陽が昇り、山のある西に太陽が沈みます。
日本海側と太平洋側では、朝日の昇る背景と夕日の沈む背景がちがうなんて、同じ日本なのに不思議な感じがしませんか?おもしろいと思わずにはいられません。
自分の住んでいたところは東の山から朝日が昇り、西の山に夕日が沈みます。西の山の向こうに海がありますが、海は見えません。
と、いうわけで、自分は小さいころから東の山から昇る太陽を見てきました。だからでしょうか、朝日を背景にした山の景色が好きだったりします。山から顔を出したばかりのやわらかい朝日の光も。
そんな景色を残しておきたくて撮った写真。お世辞にも良い写真とは言えません。どちらかといえば首を傾げるような出来の写真であります。
だから、絵にしてみました。とは言ってもコンピュータ(Mac)で制作をしているため、「絵」と表現をしていいのか悩むところであります。
絵を描く道具がMacとはいえ、久しぶりに描いてみると、「絵」は紙に鉛筆や絵の具、筆などの画材で描くことが、一番楽しいと思わずにいられません。紙の感触、鉛筆で描くときや筆で色を塗るときの力の加減や動かす速度、絵の具が乾くまでの待ち時間、色を出すときの苦労や工夫など、それらをすべて引っ括めて楽しいことだと思うのです。
それはコンピュータ(Mac)で描くことを否定するということではなく、画材を使うことにも楽しさがあると思い出したとでもいうのでしょうか。Macで描くことにも楽しさはあると思いますが、それぞれにちがう楽しさがあると改めて思った次第です。
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