まるち話「画像満載重く表示の遅いページ」デザイン、写真、イメージ製作まるちimage

インターネットの回線速度が遅かった時代の嫌われもの

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画像満載重く表示の遅いページ

Create+ものづくり:2008年10月20日(月)

今はあまり気にしない人のほうが多いかもしれません。しかし、今から数年前は、たとえば1MBのデータをダウンロードするのに2分?3分?でしたっけ?もっとかかっていたような?20分とか30分くらいだったような?とにかくダウンロードに時間がかかっていた時代。

そのころは光ファイバーやADSLなどのブロードバンド回線ではなく、料金も定額制ではありません。通信時間に応じて通話料が課金されておりました。ですからダウンロードで数分や数十分もの時間がかかってしまうと、月々の電話料金もそれなりの金額になってしまっていたのです。

そのような時代のホームページは、1ページのファイル容量をできるだけ小さく軽くすることが求められておりました。

1ページの中に表示する画像の使用を少なくする、画像のサイズを小さくする、画像に使用する色数を減らしてファイル容量をとことん小さくするなど、遅い回線速度だからこそ1ページを如何に軽くして早く表示をさせるページを作るかと工夫をしていたのです。

今はフルカラーのJPEG画像を1ページの中にたくさん使用していても、1ページ全体が画像で作成されているページも珍しくありません。しかし、以前はそのようなページは表示に時間がかかるため、好まれておりませんでした。

しかし、そのような時代でありながらトップページから大きな画像を使用して作っていた自分。あの時代の回線速度ではページが表示されるまでには何十秒もかかっておりました。そのことで批判をされたこともありましたっけ。

ページが表示されるのを待つのが嫌で途中で諦め、最後まで見ることはなく去っていった人は多かったかもしれません。せっかくのお客さまをあっさりと逃がしてしまったということでしょうか。

たしかにファイルサイズの軽いページは待つ時間も少しですんでいたと思います。ページの表示に時間がそれほどかかりません。だから軽いページにする意味もその必要性も理解はしておりました。

だけど、せっかく画像の表示ができるインターネットなのに画像の使用を抑えるなんてデザイン(図案)制作屋としてはつまらない。好まれていないとわかっていても、敢えて画像をたくさん使っておりました。多少の工夫を加えながら。だけど批判も受けながら。

そして時は流れ、回線速度は速くなり、定額制になったおかげで通信料金もそれほど気にしなくて済むようになりました。同時にパソコンの処理能力も向上し、お値段が下がり購入しやすくなり、デジタルカメラや携帯電話のカメラのおかげで画像の取り込みも簡単にできるようになり、ホームページで画像を使用することが普通に受け入れられるようになったのではないでしょうか。多くはなくても少しはあるというのか。画像の全くないページのほうが少ないかもしれません。

画像をたくさん使用しても批判されない世の中になってきたことは個人的にはうれしいことです。だけど、全ての人が同じ回線速度でインターネットに接続できているとは限りません。だからそのことは忘れてはいけないと思います。でも、どうせなら楽しいものを提供したいという気持ちが働いてしまい、ついつい忘れがちになってしまうのでありました。

見附イングリッシュガーデン2018年五月

花は咲いていませんが、葉の緑がきれいなイングリッシュガーデンのアーチ。

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