2010年5月27日(木)
五月の中旬くらいからでしょうか、なんだかお外が騒がしくなりました。
「ドカッ、ドカッ」とか「ぎゅるーーーーーーんっ」とか「ドタンッ!バタンッ!ぐわっしゃんっ!」などなど工事現場のような音が聞こえてくるのです。たまにあることだからと深く考えることもなく、近所で何かの工事をしているのだろうと、ぼんやり思ってました。
ところが、そんなある日。ドッカン!という音と共に揺れたではありませんか。
一瞬、地震か?と思ってしまいました。しかし、テレビでは地震速報が流れることはありません。まさかミサイルとか隕石が落ちて来たのか?とか、知らぬ間に建物が老朽化して倒れかけているのか?とか、地盤沈下では?などと、いろいろ妄想をしてしまいました。その日の夕方まで音と共に何度か揺れましたっけ。そのたびにビクッ!としていた小心者の自分。
そして翌日。
その日は日曜日ということもあり、工事現場っぽい音は聞こえません。それなりに静かでした。そしていつもは見ない窓から何気なく外を見てみると、なんと、それまであったお隣の一軒家が、跡形もなくきれいに消えていたのです。
そう。住宅の解体作業のための騒音と揺れなのでした。どおりで揺れたわけです。どおりで音がうるさかったわけです。そういえばその一軒家は、少し前から建物の周りに足場が組まれており、工事中だったのです。
工事現場っぽい騒音が聞こえてくることは、たまにですが何度もありました。珍しいことではないと思います。だから気にしないといえば気にしません。が、距離が近い場合は、聞こえてくる騒音の大きさ、その振動の影響をまともに受けるものなのだと改めて思ってしまいました。
距離によって聞こえる音の大きさは変わる。世間の皆様はわかりきっているかもしれないことを、今さらのようにしみじみ思う自分です。
例えば、外の道路を走る自動車。遠くから少しずつ近づいてきては、また遠くに通り過ぎていく。自動車が出している音の大きさは変わらないのに、(見ていなくても)物体が移動しているとわかるのは距離があるから。そして人間の耳はそれがわかるようにできている。おもしろいというか不思議というか、上手くできているというのでしょうか。音の不思議と耳の不思議。
なんだか人間の耳ってすごいなー、ほどほどの距離はあったほうがいいのだ、などと思ってしまった出来事です。
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