2015年01月22日(木)
一年の中で一番寒いらしい大寒の翌日は、朝から晴れました。青空が広がっています。雪国のこのような日は「しみわたり」ができます。
雪がない間の田んぼや畑など、普段は足を踏み入れることができないような場所。雪が降り積もると、田んぼも畑も雪で隠れて一面真っ白な雪景色になり、田んぼも畑も関係ない。その上を歩いたって、たぶん怒られません。(子供のころは怒られませんでした。)
だけど、雪はそれなりに柔らかいから、雪の上を歩いても、そのままでは「ズボッ!」と、もぐってしまいます。自分の体重の分だけ雪の中に沈んでしまうため、思うように歩けません。
しかし、雪が降り積もって晴れた朝にできる「しみわたり」。このときばかりは雪の上が固くなっているからもぐらない。平気で歩けます。
走っても平気なときもあります。これが子供のころは楽しくて楽しくて、道ではなく、遠回りしてでもわざわざ田んぼや畑の上を歩いたものでした。
そして、おばさんになった今も楽しい「しみわたり」なのであります。いつもとちがう場所を歩けるだけで、世界が変わったような気がしてしまう。それは単純な自分だけかもしれません。
でも。
なんか雪ってかっこいいー。おまけに青空も雪もきらきらしていて、とってもきれい。雪にもいろいろな表情があって面白い。そこがたまりません。
「しみわたり」は雪国ならではの遊びというか、お楽しみなのではないでしょうか。
そのような雪国に生まれ育ってよかったと思う日でもあります。
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