2014年08月03日(日)
暑い夏の午後、金槌で叩く音が聞こえてきました。音の聞こえてくる方向に目を向けると、屋根の上に乗って何やら作業をしていらっしゃるお兄さんがいらっしゃいます。(お兄さんかどうかは定かではありません。中高年の紳士なおじさまかもしれません。)
暑い中、お疲れさまです。というか、さぞかし暑さが身に染みるのではないでしょうか。意識も朦朧としそうです。
自分がぴちぴちの二十代の頃、屋外広告の看板屋さんに勤務をしており、真夏に屋根の上でお仕事をしたことがありましたっけ。屋根の塗装をしたのです。
屋根だから日陰になる部分はありません。たまに風が吹いてくれれば、その風に救われるのです。しかし、そう都合よく風が吹いてくれるわけではありません。
おまけに屋根はトタンなため、その照り返しもあります。上からは太陽の熱、下からはトタンの照り返しで、屋根の上の暑さは半端ではなかったのでした。
そのような暑さに耐え、何とか仕事を終わらせて会社に戻ると、冷房の効いた事務所の冷房が寒い、などとおっしゃる事務職の方の声。
真夏の屋根の上にいた自分は、やっと暑さを耐えていたわけですが、現代人は贅沢のし過ぎ、この世から冷房なんて無くなってしまえばいいと思いました。声には出しませんでしたけれど。仕方がないといえばそれまでですが。
屋外の仕事は、例えば、夏は朝早くからはじめて、一番気温の高い昼間の時間は仕事をしないとか、そのようなことをしてはいけないのでしょうか?気温の高い昼間の屋外仕事は能率も悪く危険なところもありますから。
時間があまり関係のない、常に必要とされる交通の誘導員さんのお仕事は無理かもしれません。けれど、職種によっては、真夏の間だけでも暑い時間を避けて仕事をしてもいいのではなかろうか?と思うのです。
朝の8〜9時から夕方17〜18時までときっちりと時間を決めるのではなく、その時期により勤務時間が変動をするような柔軟性があってもいいのではないでしょうか。仕事によっては。
でも、企業という組織になると、柔軟な対応は難しいことかもしれません。管理に手間がかかって大変でしょう。それに勤務をしている社員さんの家庭の事情によっては、時間が不規則になると困る場合もあります。
だから、余程でなければ無理なことだと思います。けれど、仕事の効率とか人の健康のことを考えたら、そのような働き方がありだと思います。それが会社組織であっても。実現をさせるには問題が多いかもしれませんけれど。
全ての人が、冷房の効いた室内でお仕事ができるわけではありません。屋外で暑さに耐えてお仕事をされている皆様もいらっしゃるわけですから。
皆様、大変でしょうけれど、無事に乗り切ってくださいと願うばかりです。
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